投稿日:2009年9月7日 01:30 月曜日|カテゴリ:日帰り温泉
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蔵王温泉
山形の名湯「蔵王温泉」
蔵王温泉は、宮城と山形に連なる蔵王連峰の山形側にある温泉地です。
夏は避暑地、秋は紅葉、春は新緑を楽しめ、冬はスキー・スノーボードのメッカとして山形県内外から多くの観光客が訪れる観光地です。ただ、近年ではスキー・スノーボード客はかなり激減しているため、集客に苦戦しているようです。
大自然に囲まれた温泉郷
県庁所在地の山形市から程近い場所にありながら、自然を堪能できてなおかつ良質の温泉を楽しめることから、観光客のみならず山形県内の方も多くのいらっしゃるようです。
少し足を伸ばせば、蔵王坊平や蔵王お釜、エコーラインがあり、山々の風景や高山植物も楽しむことができるため、絶好のデートスポットとして若い人からも人気があるようです。
料金・サービスはイマイチ?
私だけが感じているのかもしれませんが、スキーブームが訪れた際に全国から脚光を浴びたために、スキー料金や食事代がかなり高いイメージがあります。施設やゲレンデもかなり充実しているので、仕方がないのかもしれませんが、周囲のスキー場に比べて1.3~1.5倍程度の値段だったように思います。
また、過去のブームの影響で、サービスはそれほど良くなかった気がします。田舎の「おもてなし」を求めるなら他の温泉地の方がよいかも知れません。
ただ、温泉の泉質は他には負けないくらい良質ですので、温泉を純粋に楽しみたい方は、日帰り温泉でもいいので、足を運ぶことをおススメします!
蔵王温泉のお湯・泉質
開湯1900年、日本最古の温泉
蔵王温泉の開湯は西暦110年、今から1900年前に吉備多賀由さんが発見したと言われる日本でも最も古い温泉郷だそうです。吉備多賀由さんが傷を癒すために温泉に入ったところ、傷がみるみるうちに治ったという伝説もあります。
その吉備多賀由さんが発見したことから多賀由温泉、後に高湯温泉となり近年「蔵王温泉」となったそうです。また、蔵王温泉は880mと標高の高い温泉地で、福島の「高湯温泉」と米沢の「白布温泉」と「蔵王温泉」の3つの温泉地を「奥羽三高湯」と呼ぶそうです。
泉質・お湯の特徴
蔵王温泉は「酸性-含鉄・硫黄・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉」という泉質です。温泉郷にはあちらこちらに源泉があり、温度やpHもそれぞれ異なるのですが、基本は白色の強酸性のお湯です。
以前訪れた時、湯上りにどうでもいいTシャツを着てそのまま過ごしたところ、そのTシャツが黄ばんで、翌日にはボロボロになった記憶があります。タオルも洗わずにそのままにしておくとボロボロになるくらい、かなりの酸性度が高い温泉です。
また湧出量は1分間に約5700リットル、一日8,700トンのお湯が湧くそうです!
効能は皮膚病に良く効くだけではなく、肌を白くする効能があると言い伝えられ「姫の湯」「美肌の湯」という異名を持っているそうです。
蔵王温泉の共同浴場
川原湯共同浴場
外観はそれほど古くはない木造の小屋といった感じで、山小屋を連想する味のある建物です。浴室も木造で温泉の湿気や成分をたっぷり吸い込んで、風情のある内装になっておりました。
浴槽も木造で数人が入れる位のこじんまりとした湯船でした。湯船の下は、スノコのような隙間の空いた木でできており、その下から温泉が湧き出しているようです。
お湯の色は白色に若干緑がかった色ですごくきれいな色でした。源泉が床下にあることから、上湯と下湯よりも熱めなお湯だそうです。熱すぎるからだとは思いますが、常時加水されておりました。
加水はされているものの、床下から大量のお湯が湧いてきており、常に浴槽からお湯が溢れていて「なんと贅沢な温泉だろう」とため息がでるくらいでした。
ちなみに、嫁さんは「ここに住みたい」と漏らしておりました(笑
泉質 | 酸性-含鉄・硫黄・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉 | ||
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泉温 | 48.1度 | pH | 1.45 |
料金 | 200円 | その他 | 加水あり |
下湯共同浴場
この日は下湯には入りませんでしたが、写真だけ撮影したので掲載しておきます。
下湯は近江屋3号源泉を引く共同浴場。川原湯に入っていたおばちゃんの話では、「ちょっとぬるいかも」と言っておりました。
源泉から距離があるため、それを引き込むときに温度が下がってしまうみたいです。ゆっくりと温泉を楽しみたい人にはいいかもしれません。
泉質 | 酸性-含鉄・硫黄・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉 | ||
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泉温 | 49.7度(源泉) | pH | 1.35 |
料金 | 200円 | その他 | – |
大露天風呂
大露天風呂は蔵王のシンボルとも言える浴場です。温泉街の一番高いところにあり、もちろん車で行くこともできます。
川に沿って上流~下流に露天風呂が合計4つあります。上流側は女性用として2つの露天があり、男性用はさらにその下流に2つあります。隣を流れる川にも源泉が流れ込んでいるため、その川にも入ることができるようです。
熱いお湯が苦手な人は、男女それぞれ2つの湯船うち、下流側の湯船がぬるくなっております。
また、一度に二百人以上も入れるほど大きな露天風呂としても有名だそうです。
ちなみに、男性側の脱衣場と湯船はは外から丸見えです(笑
露天風呂の撮影はNGということで残念ならが撮影することができませんでした。
泉質 | 酸性-含鉄・硫黄・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉 | ||
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泉温 | 53.8度 | pH | 1.4 |
料金 | 450円 | その他 | – |
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