乳頭温泉:鶴の湯温泉

投稿日:2009年8月29日 05:39 土曜日|カテゴリ:温泉宿・宿

乳頭温泉

DPP_0941良質のお湯が湧く乳頭山の「七湯」

乳頭温泉は秋田県の田沢湖から、さらに山奥には入っていった場所にある温泉郷です。
温泉郷と言っても密集しているわけではなく、乳頭山の近くに点在する「七湯」のことを乳頭温泉郷と言うそうです。
この温泉郷のお湯は、どれをとっても非常に良いということで、温泉愛好家からはかなりの支持を得ております。

豊かな森が情緒を作り出す

「秘湯」と呼ばれるくらい山奥にあり、ブナの原生林に囲まれ、新緑・紅葉・雪景色が楽しめる、日本情緒あふれる温泉郷と言っても過言ではありません。

乳頭温泉のお湯・泉質

DPP_0923開湯

今回訪ねた鶴の湯温泉さんは開湯1615年と温泉郷の中でもっとも長い歴史を持つそうです。
鶴の湯の名前は、猟師さんが鶴がお湯で傷を癒すのを発見したことが由来となっているそうです。
また、源泉は4つもあり、どれも見た目には似ていますがそれぞれ別の泉質で、温泉らしい温泉を心行くまで堪能することができます。
この4つの特徴的な温泉を一度に楽しめるステキな温泉地です。

これ以外の乳頭温泉郷の温泉の泉質はそれぞれ異なり、どこか1件に宿泊して、他の温泉を日帰り入浴として楽しむのもいいかもしれません。

鶴の湯温泉の泉質とお湯の特徴

鶴の湯の温泉の源泉は「白湯」「滝の湯」「黒湯」「中の湯」があり詳細は以下の通りです。

  • 白湯:含硫黄ナトリウム・カルシウム塩化物・炭酸水素泉(硫化水素型)。
  • 滝の湯:含硫黄ナトリウム塩化物・炭酸水素泉。
  • 黒湯:ナトリウム塩化物・炭酸水素泉。
  • 中の湯:含重曹・食塩硫化水素泉。

いずれのお湯も見た目は共通して、白色がベースで一見すると同じお湯に見えなくもありませんが、よく見ると黒色がかっていたり、匂いが違っていたりします。
私のお勧めは混浴大露天風呂の白湯です。見た目の白色と硫黄臭がたまらなく大好きです!

乳頭温泉郷 鶴の湯温泉

DPP_0939自遊人 温泉宿大賞で堂々の1位

鶴の湯温泉さんは、タイムリーにも自遊人2009年9月号の温泉宿大賞で見事1位を獲得した温泉宿です。
何度か日帰り入浴を利用しましたが、日帰りでは10時~15時の非常に限られた時間しか利用できないことと、土日祝日は大変混雑するため、今回は宿泊してゆっくりと温泉を楽しみました。

DPP_0949良質な温泉が何度でも楽しめる喜び

1泊2日の短い時間で、何度温泉に入りに行ったか分からないくらい入りまくりました。
源泉が4つもあるため、湯船も小さいものか大きな露天までたくさんあります。入った湯船の回数だけなら軽く10回は超えてました。また、女性専用の露天風呂も2つ?あるため、嫁さんはすごく喜んでました。
また、新本陣には宿泊客用に内湯もありシャワーもあるため、体を流すのであれば利用するのも良いのかもしれません。

DPP_0930旬の食材に舌鼓!サービスは・・・

2・3号館に宿泊した場合のお食事は、茅葺の本陣が食事処になっており、囲炉裏を横目に食事を楽しめます。
料理は地元の食材を使った料理がメインで、ヤマメかイワナの塩焼きや、ボクらが行ったときの旬だった細竹(細いタケノコ)が中心の料理でした。
田舎料理として素朴な味でおいしくいただけました。
もしかしたら若い人には向かないかもしれません。

残念だったのが、お食事を用意されている方が、団体さんには愛想が良かったようですが、一人や二人で来ている方には無愛想で、「こいつダメだ。早く何とかしないと・・・」と思いました。

本陣や新本陣に宿泊した場合は変わってくると思われます。

DPP_0933古い佇まいにはそれなりに不便もつきもの

鶴の湯に行く当日に予約したので、プランが一番安いものしかなく、2・3号館に宿泊しました。本当なら茅葺の本陣に宿泊したかったのですが、計画性がなかったのでしかたないですね・・・。2・3号館はかなり古い造りで、足音や声が駄々漏れでした。

ボクたちは1階の休憩室のすぐ横の部屋に通されました。
部屋は6畳一間の造りで非常にシンプルで、一言で言えば古いアパートのような部屋でした。
古い部屋にはそれほど抵抗はありませんが、夜遅くまで休憩室で大声で談笑されている方がおり、嫁さんがブチ切れ抗議に行きました。よく見ると宿の方も混ざって談笑しているようですごく残念でした。

宿泊するなら本陣か、新本陣が良さそうですね。
すばらしいお湯ですので、サービス面をもう少し改善されるとすごく良いのではないかと思います。

  • DPP_0936
  • フロント。サイダーやビールが冷やされている。
  • お風呂へ向かう桟橋
  • 2・3号館の休憩室。
  • 白湯
  • 黒湯・・・だったと思います。
  • 源泉名は忘れました。
  • 内湯
  • 混浴大露天風呂。
  • 内湯と新本陣。
  • 朝食。
  • 囲炉裏を眺めながら食事をいただく。
  • 夕食。
  • 本陣。内湯に続く通路。
  • 本陣。客室に続く通路。
  • 鶴の湯へ行くには砂利道(ダート)をしばらく走らなければならない。

宿情報・アクセス

ホテル・旅館名 乳頭温泉郷 秘湯鶴の湯温泉
場所・交通 秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50
泉質 白湯:含硫黄ナトリウム・カルシウム塩化物・炭酸水素泉(硫化水素型)。
滝の湯:含硫黄ナトリウム塩化物・炭酸水素泉。
黒湯:ナトリウム塩化物・炭酸水素泉。
中の湯:含重曹・食塩硫化水素泉。
ホームページ http://www.tsurunoyu.com/
電話番号 0187-46-2139 FAX番号
宿泊料金 8,550円~ 祝日
日帰り料金 500円(大人) 日帰り営業時間 10:00~15:00
備考 宿泊費は部屋代8,000円~1,5000円+消費税(5%)+入湯税(150円)=宿泊費
上記+冬期間は一部屋1,050円の暖房費を頂いております(2部屋の場合は×2)
詳細な情報は公式ホームページをご覧になるか、
各施設に直接ご連絡ください。。

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