川原毛大湯滝(川原毛温泉)

木曜日, 10月 15th, 2009

川原毛大湯滝:川原毛温泉

IMG_1725温泉ファンを魅了する川原毛大湯滝

川原毛大湯滝は、秋田県の湯沢市付近にある温泉です。有名な滝つぼの「川原毛大湯滝」だけではなく、湯滝までの川全てが露天風呂として入ることができます。川全体が温泉なので、単純に「天然の露天風呂」という枠には収まりきらないスケールの大きさを実感できる温泉です。
そのため、この地を訪れた人は「秘湯」のファンになる方が多いと聞きます。

日本三大霊地の一つ川原毛地獄山

川原毛大湯滝の上流には、「川原毛地獄山」と呼ばれる硫黄や水蒸気を噴出する山があり、ちょっとした観光地になっています。この川原毛地獄山は青森の恐山、富山の立山と並ぶ日本三大霊地の一つだそうです。
なお、硫化水素(?)のガスが噴出していたり、熱い水蒸気が噴出していたりしますので、柵の外には出ないよう注意が必要です。湯沢市のwebサイトには「生きながらにして地獄を体験することになります。」と書かれておりますのでご注意ください。

水着を忘れずに!

前も同じことを書いてデジャブ感が漂いますが、尻焼温泉同様に、川原毛大湯滝に入る場合は水着着用とのことです。ただ、注意書きの無い大湯滝に行く途中の中流などでは、スッポンポンで入るおっさん達がおりました。

ボクは水着なんて持っていかなかったので、大湯滝ではなく中流に入りましたが、周りにおっさん達がたくさんいたので、嫁さんは指をくわえて見ておりました。女性は水着を忘れずに!

川原毛大湯滝のお湯・泉質

泉質は「酸性-含二酸化炭素・鉄II - 塩化物泉」。なんかあらゆる泉質な感じがステキ。開湯

開湯は残念ながら見つけることはできませんでしたが、「川原毛地獄山」の開山は807年に同窓和尚が開山したと湯沢市のwebサイトに記載されておりましたので、その頃から利用されていたかもしれません。

川原毛大湯滝の泉質とお湯の特徴

大湯滝の泉質は「酸性-含二酸化炭素・鉄II-塩化物泉」で若干緑がかった色で硫黄臭が強い温泉でした。味は鉄っぽさと硫黄の渋みのある味でした。源泉掛け流しですが、沢水と合流しておりますので、源泉100%のお湯というわけではないようです。

また、泉温は95度と高いのですが、沢水と合流しているので季節や降雨量などによって温度が変化します。適温なのは7月~9月くらいだそうです。ボクらが訪れた9月は、比較的下流にある大湯滝はぬるく、少し上流はちょっと熱めで入り頃の温度でした。

ボクのステキなヌードw水着を忘れたので大湯滝には入れず・・・

上にも書きました通り、まんまと水着を忘れてしまい、大湯滝を占拠していた水着着用の若人たちの間をスッポンポンで入るわけにも行かず諦めました。誰もいなければこっそり入ったかも・・・。
大湯滝は諦め、少し上流のところにおっさん達がスッポンポンで入っておりましたので、仲間に入れてもらいました。もちろん嫁は見学でボクだけ。おっさん達は既に上がっておりましたが、地元の話をいろいろと聞かせてもらいました。「竹の子採りの後に入る」とか、「山菜採りの後に入ってみたけど、雪解け水が冷たくて、とても入れたもんじゃない」とか・・・。
またおっさん達と嫁さんが見守る中、一人で入っていると、さらに上流からタオル一丁のおっさんがやってきて、「ここから上流は入れね~。熱過ぎてしびれるわ。」などと言っておりました。こういったちょっとした地元の方との交流が嬉しいですね。

IMG_1699温泉まで辿り着くのが結構きついかも

県道51号方面から訪れた場合は、駐車場からおよそ15分程度の山道を歩くと大湯滝にたどり着けます。しかし、ボクらのように県道310号の川原毛地獄山の山頂に駐車した場合には、さらに20~30分の山道を下らなければなりません。
もちろん、温泉を入り終わった後も山登りが待っておりますので、お年を召した方や足腰に自信が無い方は県道51号方面をオススメします。
なお、県道51号と県道310号は川原毛付近では合流しておりませんので、ドライブ計画は事前にしっかりとしておいた方がいいと思います。

川原毛大湯滝の施設

脱衣場大湯滝の脱衣場のみ

駐車場にはトイレなどがありますが、大湯滝付近には確かトイレは無かったと記憶しております。また手作りな感じの水着に着替えるための脱衣場があるだけで特に施設はありませんでした。

尻焼温泉とは違い、大湯滝に至るまでしばらく歩かなければならない上に、パラソルなどを広げる平らなスペースもそれほどありませんので、小学生以下の小さなお子様連れはちょっと大変かもしれません。ただ、川遊び感覚で温泉を楽しめますので、小学生高学年くらいのチビッ子はただの温泉よりも楽しめると思います。

川原毛大湯滝は温泉の泉質も上質で、さらに大自然をフルに満喫できて、本当に心の底から楽しむことができました。多くの人がここを訪れて秘湯ファンになるのもうなずけます。
水着を持ってこなかった嫁さんは悔しがっていましたので、次回は水着を持ってまた訪れたいと思います。

  • 川原毛までの道中、鳥海山がうっすらと見えた。
  • 川原毛地獄の山頂付近
  • 川原毛地獄の山頂付近
  • 川原毛地獄のご案内
  • 硫黄やガスが噴出している
  • 駐車場の付近の広場。以前はキャンプ場としても使われていたとか。現在はキャンプ禁止の様子。
  • 源泉に程近いと思われる場所。
  • 上流の川の温度は半端なく熱い。
  • こう見ると普通の川
  • 大湯滝までは普通に山道を歩く。
  • 山道っす。
  • スケールでかすぎ!大湯滝。
  • 若人の憩いの場と化していた大湯滝。
  • ボクが入った中流の浴場?
  • 入るの大変過ぎるwっていうか裸です。
  • うん、川ですね。

施設情報・アクセス

施設・温泉地名 川原毛大湯滝(川原毛温泉)
場所・交通 秋田県湯沢市高松
東北自動車道 関ICからR398、子安峡、泥湯温泉経由で川原毛。
鳴子温泉郷から車で1時間程度。
泉質 酸性-含二酸化炭素・鉄II-塩化物泉(塩酸酸性型強酸性泉)
Ph:1.41
泉温:94.5度(源泉)
ホームページ http://aios.city-yuzawa.jp/kanko/kanko02-01.htm
電話番号 FAX番号
宿泊料金 祝日
日帰り料金 無料 日帰り営業時間 24時間
備考 冬季は通行止めになる可能性があります。
また、泉温は気温や天候の状態、前日の降雨などによって左右される場合があるそうです。また雨が降ったの翌日は危険ですので、入力を見合わせたほうが良いそうです。

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